小規模多機能型居宅介護のブログ
施設の出来事や行事、イベントなどを更新いたします。
ほほ笑みホーム大屋(小多機)8月の行事~スイカ割り(腕の運動)~
2021-09-16
いつの間にか、セミの声がコオロギの声に変わり、秋が感じられるようになってきました。
夏から秋へと季節の変わりめ、皆さん体調をくずしてはいないですか?
さて、今回は8月の行事の様子を紹介していきたいと思います。
今年も新型コロナウイルスの影響で夏祭りが開催できませんでした。そんな中、利用者の皆さんに少しでも夏気分を感じていただけるように『スイカ割り』を企画しました。
利用者さんには目隠しをしてもらい、イスに座った状態でスイカを割ってもらいました。皆さん、棒の先でスイカを確認しながら上手にスイカを叩いていました。
利用者さん全員が終わり、最後はスタッフも参加しました。目隠しをして、少し離れた所から利用者さんに声で誘導してもらいました。「もっと右、右~」「もうちょっと前かな~」「よし、そこそこ」と………見事スイカにヒットすると「やった~」と大盛り上がりでした。
その日のおやつはもちろんスイカ。みんなでおいしくいただきました
利用者さんからは「すっごく楽しかった。ありがとう」「また、やりたいね」等、とても嬉しい感想をいただきました。
普段、体操などをしていても腕がうまく上げられない方もいます。しかし、このようなレクリエーションをしながらだと楽しみながら自然に腕を上げることができます。また、使用した棒も新聞紙2日分を丸めて作っており、それを振り下ろすことで運動とレクリエーションが楽しめる一石二鳥となっています。
これからも一年を通して季節を感じ、利用者さん達に喜ばれるような行事・レクリエーションをたくさん提供していきたいと思います。
次回は『敬老会』 の様子を紹介したいと思います。お楽しみに……。
ほほ笑みホーム大屋(小多機)みんなで歩行練習
2021-08-16
8月に入り連日暑い日が続きますね。みなさん夏バテはしていませんか?こまめに水分補給をするなど、熱中症には十分に気をつけて下さいね。
今回は歩行練習の様子を紹介していきます。
ほほえみホーム大屋では、1日の終わりに歩行練習を行っています。
日中、トイレへ行ったり、浴室へ移動したり歩く機会はありますが、1日を通してみるとどうしても座っている時間が長く、歩く距離は少なくなってしまいます。その為、みなさんと一緒に歩く機会をもうけ、少しでも足の筋力を維持できるようにしています。
個人の体力やペースに合わせて施設内を1周~5周程度歩きます。車イスの方も一緒に行い、自走できる方はご自分で、無理な方はスタッフと一緒にゆっくりと回ります。みなさん一緒に行うことにより自然と「お先にどうぞ~」「ありがとう」などの声も聞かれ楽しみながら歩かれています。
歩行練習をするようになり歩行が安定してきたり、足のムクミが軽減してきたりと嬉しい効果もみられています。
今後も利用者のみなさんが健康に過ごしていけるような運動やレクリエーションなどを提供していきたいと思います。
次回は、8月の行事の様子を紹介する予定です。お楽しみに~
ほほ笑みホーム大屋(小多機)ものすごい集中力
2021-07-20
今年の梅雨は雨が多く、梅雨らしい梅雨となりました。特に、夕方近くになると毎日のように雲行きが怪しくなり始め「送迎中に降らなきゃいいな……」と思うことが何度もありました。そんな中、いよいよ上田市も梅雨明けをしました。これから夏本番みなさん体調に気をつけながら暑い夏を乗り切りましょう。
先日、レクであさがお作りをしました。障子紙に円を描き、それを切る作業をしたのですが、いつもならウトウト寝ている方がいたり、みなさんの作業の様子を見学している方がいらしゃいます。しかし、その日は利用者さん全員がレクに参加されました。円を描く人、切る人と作業を分担し、作業に慣れてくると利用者さん同士で「こっち側持っててあげるから描いて」などと協力して作業を進める姿もみられました。
また、みなさんの集中力が素晴らしく、入浴の時間になりスタッフに声を掛けられても「これだけやったらね」という利用者さんが続出でした。
今回のレクで、認知症の方も同じ作業に取り組み、できないところは利用者さん同士声を掛け合いながら自然と協力しあえる様子がとても素敵に感じました。
本人の意志を尊重し、無理強いしないことも重要です。趣味や嗜好は人それぞれで、やりたくないことを強要されるのは誰でも嫌なものです。
多くの人が楽しめるよう体を動かすレクリエーション、脳を刺激して認知機能を高めるレクリエーションでお手伝いができればと思います。
次回は歩行練習の様子を紹介する予定です。お楽しみに
ほほ笑みホーム大屋(小多機)利用者さんの利用事例 その3
2021-06-13
6月になり急に気温が上がってきました。
みなさん熱中症には注意しながら、こまめに水分補給をして下さいね
さて、今回は『利用者さんの利用事例 その3』ということで紹介させていただきます。
この利用者さんは独居の方で、お子さん達も県外で暮らされています。認知症があり心配だということで、受診のたびに帰省され、一緒に付き添っていました。ところがコロナにより県外を越えての往来が難しくなってしまいました。
これまでのご利用方法は、週に2回の通所利用と訪問利用として毎日の安否確認と服薬確認、必要に応じて買い物支援を行ってきました。そして、コロナ後はそれに加えて、受診に付き添えないご家族に代わり通院支援を行っています。
先日、ワクチン接種後に発熱と首~肩へかけ痛みの訴えがあり、施設へ宿泊していただき経過観察を行いました。翌日には熱も下がり痛みも減少したため自宅へ帰宅していただきました。
何か体調の悪化や急変あった際にはすぐにご家族へ連絡をするなど、離れているご家族にも安心していただけるよう支援しています。
これからも独居の方が住み慣れた家で安心して暮らしていけるようにお手伝いしていきたいと思います。
ほほ笑みホーム大屋(小多機)利用者さんの利用事例 その2
2021-05-21
5月に入り、山々の新緑が綺麗な時期になってきました。
送迎時にも助手席の利用者さんから「山の緑が綺麗だね~」と声を掛けられることもしばしばあり、本当に気持ちがいい季節です。
さて、今回は『利用者さんの利用事例 その2』ということで紹介させていただきます。
この利用者さんは介護老人保健施設(老健)にいらっしゃいましたが、ご本人と家族の強い在宅希望があり老健を退所されました。
家族の急激な介護負担、生活を大きく変えることもある在宅復帰のため、小規模多機能型居宅介護の宿泊サービスを連泊で利用しつつ、徐々に自宅に戻る時間を増やして在宅生活に慣れていく期間を設けました。
最初のうちは立ち上がりや車いすからベッドへの移乗時など「怖い」と言われ、なかなか立つことが出来ませんでした。
しかし、スタッフが足の位置や立ち上がりのタイミングなどを声がけし、何度も繰り返すうちに不安が軽減されたようで「あ~、良かった。ありがとう」と嬉しそうな表情をされるようになりました。
ご自分の力で立てるということは利用者さんご本人も嬉しいことですが、介助者にとっても介護軽減につながるとても大切なことです。できなかったことが少しずつでもできるようになる姿は私達スタッフもとても嬉しく感じます。
今では、月に2~3回ほど自宅へ戻り1泊~2泊できるようになりました。
次回は『利用者さんの利用事例 その3』を紹介する予定です。おたのしみに